【レザークラフトの始め方】最初に揃えるべき道具20選!初心者でも分かりやすい道具解説付き
レザークラフトを始めたいけど最初にどんな道具を揃えたら良いの?
このように悩まれている方は多いのではないでしょうか。
僕もレザークラフトを始めた頃は必要の無い道具を買ってしまったり、工具のサイズを間違えてしまったり本当に沢山の失敗を経験しました・・・
皆さんには僕のように無駄な事をして欲しく無いので「最初に揃えるべき道具」をご紹介しちゃいます♪
紹介する道具や消耗品は革小物を作る上で頻繁に使う物なので「使い方」のページも用意しました。
「最初に揃えるべき道具」と「揃えるべき道具の使い方」が分かればスタートラインから最初の一歩を踏み出せます!
読むのが辛くならないように僕(JUN)と架空のキャラクター(カンナ)さんの掛け合いも交えながら紹介していきますね♪
察するに何の道具を買っていいか分からなくて困っているのでは?
レザークラフトに興味があるんですど、沢山道具が並んでいて何を買っていいか分からないんです。
まずは、これだけは最初に揃えておきたい道具を選んであげるよ
最初に揃えておくべき道具と工具
(1)木槌
木槌はボタンを取り付ける穴を空ける時や、革に糸を通す穴を空ける時に使います。
その他にも色々な場面で使う事になるので、必ず揃えておきましょう!
少し使いにくいですが最初は100円ショップで売っているゴムハンマーでも問題無く使う事が出来ますよ♪
木槌の使い方を見る>>
レザークラフトで行う「手縫い」は菱目打ちで空けた穴に針を通して縫い進めていきます。
なので、ステッチのある作品を作りたいと思ったら菱目打ちは必須の工具です♪
同一サイズの一本目、二本目、四本目を揃えておけば、どんなパターンの穴空け作業でも困る事はありません。
サイズに困った時はクラフト社の「2mmサイズ」を買うと良いでしょう。
※SEIWA社・エル社の菱目打ち「4mmサイズ」はクラフト社の「2mmサイズ」と同じです
平均的なサイズなので、どのような革小物にも合うステッチ幅です。
菱目打ちの使い方を見る>>
別たち、革包丁は革を裁つ(切る)為の道具です。
最初は革包丁ではなく別たちで始める事をオススメします♪
理由は単純でお手頃価格で手に入るからです。
革包丁は砥石等の研ぎ道具も必要になるので全て揃えると凄くお金が掛かります。
なので最初は気軽に始められる「別たち」からスタートしてみましょう♪
「別たち」は切れ味が落ちても替え刃を交換すればすぐに切れ味が戻りますので簡単に扱えます。
そして刃を長持ちさせる為のマル秘テクニックもコチラのページで解説しているので参考にして下さいね。
別たち・革包丁の使い方を見る>>
カッターマットは革を裁断する際に作業台を傷つけないように下に敷きます。
最初は100均で売っている物で問題ありませんが、耐久性はやはり「それなり」です。
僕の使っている1,000円のカッターマットは6年以上使えているので、予算に余裕があれば1,000円程度の物を選ぶと良いでしょう♪
ゴム板はハトメ抜きや菱目打ちを使用する際に作業台を傷つけないように下に敷きます。
大きなサイズは価格が高いので最初は小さいサイズのゴム板でも問題ありません♪
大きいサイズのゴム板はカッターマット代わりに使えたり机との段差を利用した制作が行えます。
なので、予算に余裕がある場合は最初から大きいサイズを選ぶことをオススメします。
ゴム板の使い方を見る>>
手縫い針は手縫いをする際に必要になります。
2本の針の端に糸を通して縫い進めていくのがレザークラフトの手縫いです♪
針の長さが短い物と長い物が販売されていますが、どちらを購入しても問題ありません。
手縫い針の使い方を見る>>
革を縫う為の麻糸です。
カナガワ株式会社が販売しているエスコードという麻糸が一番ポピュラーです。
他にも沢山の手縫い糸が販売されていますが、まずは基本のエスコードから始める事をオススメします♪
ロウ(ワックス)は麻糸の毛羽立ちを抑える為に使用します。
パサパサした麻糸に塗り込む事で毛羽立ちが抑えられシットリとした触り心地になります♪
手縫いをした時の糸の締まりも断然アップするので、エスコードの麻糸を使用する際は必ず使ってあげましょう。
ロウ(ワックス)の使い方を見る>>
(9)ラジオペンチ
手縫いの際に革から手縫い針が抜けない時に使用します。
手で無理矢理抜こうとすると指が腱鞘炎になりそうになるので、準備しておきましょう。
100円ショップで販売されている物で全く問題ありません♪
糸切りバサミは主に手縫い糸を切る際に使用します。
糸の始末をする時は革から出ている糸のキワを切ったりするので通常のハサミだと作業がしにくいです。
必須ではありませんが、出来れば揃えておくようにしましょう♪
革の端のバリを削ぎ落とす道具です。
ヘリ落としは革の厚さごとに対応したサイズが販売されています。
薄革用と厚革用の2本を購入しておきましょう。
上記リンクのKSヘリ落としは刃先を研げば良い状態をずっと保てるのでオススメしています。
ヘリ落としについての詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみて下さい。
ヘリ落としの使い方を見る>>
ホックやカシメを取り付ける時の台座です。
写真のように沢山のクボミがある「オールマイティプレート」を購入しましょう。
一つ持っているだけで全てのサイズのホック、カシメに対応出来ます。
メタルプレートの使い方を見る>>
菱目打ちを打つ為のガイドを引く道具です。
マルチステッチンググルーバーと普通のステッチンググルーバーが販売されています。
予算があれば「マルチ」の方を買う事をおすすめします。
「マルチ」はアタッチメントを付け替える事で「ネジ捻 」という道具の代わりになります。
ステッチンググルーバーの使い方を見る>>
ホックやカシメ等の金具類を取り付ける丸穴を空ける為の道具です。
使用頻度の特に高い7号、10号、12号、15号の4つを揃えておくと良いでしょう。
ホックやカシメを取り付ける位置を目打ちをしたり、革に型紙の形をけがく為に使用します。
また、革に丸穴を空ける時にも使うので頻繁に使う道具です。
丸ギリの使い方を見る>>
ジャンパーホック(7060サイズ)を取り付ける為の道具です。
7060サイズはジャンパーホックの中サイズで一番使い勝手の良いサイズです。
ジャンパーホック打ち棒の使い方を見る>>
バネホック(No.2)を取り付ける為の道具です。
No.2サイズはバネホックの中サイズで一番使い勝手の良いサイズです。
バネホック打ち具の使い方を見る>>
革のトコ面(裏側)の毛羽立ちを抑えたり、コバ(革の裁断面)を綺麗に整える時に使う液体です。
トコフィニッシュは伸びが良くとても使いやすいのでオススメしています。
トコフィニッシュの使い方を見る>>
革のコバ(最断面)を綺麗に整える為に紙やすりを使用します。
コバに拘りが出てくると複数の番手を使用するようになりますが、最初はオールマイティな番手「320番」を購入しましょう。
1つの番手で滞りなく作業を行う事が出来ます♪
革のパーツ同士を接着する際のボンドです。
レザークラフト専用のボンドより乾くのが早く接着力が強力なのでオススメしています。
G17ボンドの使い方を見る>>
G17ボンド以外にも様々な特徴を持ったボンドがあるので「ボンド批評のページ」も参考にして下さい。
これをベースに必要に応じて買い足していくのが良いと思うよ。
レザークラフトショップで値段を調べてきたから大体の値段を教えてあげるね♪
紹介した道具を全て購入した場合の初期費用
「別たち」を使ってレザークラフトを始める場合
合計:約13,000円~14,000円
下記の道具は100円ショップで高確率で見つかると思うから探してみよう!
100円ショップで揃えられる道具
ラジオペンチ | カッターマット | ゴムハンマー |
接着剤 G17ボンド | 糸切りバサミ |
他のサイトではもっと安く済むと書いてあった
「3,000円でレザークラフトの道具は揃います」と提唱しているサイトもあります。
否定するつもりはありませんが、3,000円分の道具で作る事が出来る革小物はかなり限定されます。
当サイトで紹介した「最初に揃える道具」でも作る革小物によっては足りない物が出て来ます。
「これからレザークラフトを長く続けていくんだ!」という方は迷わず揃えて良いと思いますよ♪