【レザークラフト】型紙作りの基礎講座(1) 初心者の方はまずパスケースから挑戦しよう!
レザークラフトの醍醐味は何と言ってもオリジナルの革小物が作れる事ではないでしょうか。
既製品で気に入った物が無くても自分好みに作れてしまうのは本当に魅力的ですよね♪
しかし、いざ型紙を作ろうとしてみると「作り方が全然分からない。。」
既存の型紙があれば高いクオリティで作品を作れるという方でも型紙作りは苦手という方が多いです。
型紙作りは、出来なくても挑戦し続ける事が習得の一番の近道だったりします。
しかし、それではこの教則サイトの存在意義が無くなってしまうので、型紙作りのノウハウを共有していこうと思います♪
今回は一回目なので、まずは基礎中の基礎をやっていきます。
パスケースの型紙を作ってみよう!
型紙を作った事が無い方はまず、1枚のICカードを収納出来る縦型パスケースに挑戦してみましょう!
縦型パスケースは初めての型紙作りにうってつけの革小物です♪
パスケースの型紙が作れるようになるとICカードを入れるポケットの横幅を決められるようになります。
パスケースの横幅の割り出し方
パスケース作りで一番大事になるのがケースの「横幅」です。
これが間違っているとカードが入らなかったりと問題が発生します。
なので、まずは横幅の計算方法を覚えてしまいましょう♪
パスケースの横幅を割り出す計算式
(ヘリからステッチまでの距離+余裕4mm)×2=カードの横幅を除いた必要幅
これに、カードの横幅を足してあげれば型紙の横幅が確定します。
それでは、実際に計算をしてみようと思います♪
僕はヘリから3mmの所に手縫いをするのでステッチまでの距離は「3mm」です。
(ステッチまでの距離3mm+余裕4mm)×2=14mm
これに一般的なICカードの横幅「54mm」を足してあげます。
14mm+54mm=68mm(型紙の横幅)
これでカードケースの型紙の横幅が「68mm」に確定しました♪
初めて型紙を作る時はこの「余裕」を計算に入れてなくて失敗する事が多いね。
パスケースの縦幅を決めよう
横幅に対して縦幅はカードがはみ出さない限り「自由」です!
この縦幅は作家さんの「センス」が光る所ですね♪
横幅に対してバランスが良く見える縦幅を見つけてあげましょう。
ちなみに僕の場合は横幅「68mm」に対して縦幅を「110mm」に設定しています。
縦幅違いの3パターンの型紙を机に並べて僕が一番しっくりきたのは「110mm」でした♪
型紙は何で作れば良いの?
型紙を最初からCADを使ってPCで作ろうとする方がいますが、あまりオススメしていません。
CADを既に使った事があって操作が分かるという方はCADやイラストレーターを使っても良いと思いますが、そういった方は少ないと思います。
まずは、型紙作りに集中出来る「方眼紙」を使用しましょう!
方眼紙でリテイクを繰り返して完成したら最後は「工作用紙」で型紙を作ってあげるのがオススメのやり方です♪
それ以外は、こうしなきゃいけないという所は無いんだ。
まずは、どんな結果でも良いからパスケースに挑戦だ!
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基礎講座の1回目はいかがだったでしょうか?
カード入れの横幅計算は本当にとても大事です。
僕のお財布の手前にあるICカード入れは横型ですが、今回の計算式で横幅を割り出して型紙を作っています。
このように、カード入れの横幅計算は色々な所で活用出来るのでしっかりと覚えてしまいましょう♪