【型紙無料】ICカードを一枚収納出来るパスケースの作り方
レザークラフトの登竜門的な革小物「パスケース」。
僕もレザークラフトで初めて作った小物は「パスケース」です♪
小さな革小物は「綺麗な手縫い」と「綺麗なコバ磨き」が求められます。
大きな作品は少し位ステッチが曲がってしまった部分があっても以外と気にならないものです。
パスケースのように小さい作品のステッチは少しでも曲がっていると目に付くんですよね。。
「パスケース」はレザークラフトで最も大事なテクニック「手縫いとコバ磨き」が身につきますので一緒に作っていきましょう!
勿論、製作に必要な型紙は無料でダウンロード出来ますよ♪
パスケースの型紙(無料)
当サイトの無料型紙をご利用する場合は必ず利用規約・注意事項をご確認の上、ご使用下さい。
パスケースの製作に必要な材料と道具
パスケースの材料を用意しよう
1.5mm厚程度のヌメ革、手縫い糸、Dカン(内径12ミリ)
パスケース製作に必要な道具一覧
革包丁、木槌、ステッチンググルーバー、丸ギリ、ヘリ落し、菱目打ち4mm巾(1本目・2本目・4本目)、縫い針、トコノールorトコフィニッシュ、紙やすり(300番~400番台)、フチ捻
※コバ磨きにカラーを使いたい場合はトコノールの色付きを選んで下さい。
※フチ捻は無くても製作出来ます。
パスケースを作ろう!
材料と道具が揃ったら早速作っていきましょう♪
必要な技術一覧
今回の製作に必要な技術は下記の通りです。
やり方が曖昧な物は事前に確認しておきましょう♪
・革包丁で自在に革を切る方法と漉きのコツ
・ヘリ落としの使い方と選び方のコツ
・コバ磨き 美しい艶を出す手順とコツ
・菱目打ちで穴をあけるコツ
・手縫針 糸の通し方
・糸が切れくい手縫いの方法とコツ
印刷した型紙を工作用紙に貼り付けてハサミでカットしよう
印刷したままだと紙が柔らかくて使いづらいので工作用紙に貼り付けてから切り出しましょう!
パスケースの製作手順
手順1. 革に型紙をあてて丸ギリでケガキましょう。
型紙の縁に丸ギリをあてて少し手前に倒して引くと綺麗にけがく事が出来ます。
※パーツA~Dを全てけがいて下さい
手順2. けがいた線に沿って革包丁でパーツを切り出しましょう。
手順3. パーツCトコ面の端から4分の1位の範囲にトコフィニッシュを塗布して布で擦って毛羽立ちを抑えます。
手順4. パーツCのトコフィニッシュを塗布した側のコバを処理していきます。
紙やすりでコバを整えてヘリ落しで角を落したらトコフィニッシュでコバを磨きましょう。
手順5. パーツCのコバ処理をした側をフチ捻で捻引きします。
※フチ捻やネジ捻が無ければこの工程は無視して構いません
手順6. パーツBの縁から5mmの所にボールペンでラインを引きます。
引いたラインから縁までを斜め漉きで薄くします。
手順7. パーツBの縁から13mmの所にボールペンで印を付けます。
写真の赤丸の部分を革包丁で薄く漉いて少しずつ革が薄くなっていくようにして下さい。
この作業はパーツBの両サイドに行って下さい。
手順8. パーツDを1mm程度に革包丁でベタ漉きします。
パーツが小さいのでベタ漉きするのはそれ程難しくありません。
一気に漉かないように少しづつ漉いて様子を見ながら薄くして下さい。