木槌の持ち方、構え方、振り方を覚えて繊細なコントロールを身につけよう!木槌の使い方を簡単解説!
レザークラフトといえばこの「木槌」を一番最初に思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
動作としては「振り下ろし叩く」だけですが、実に奥が深い道具なんです!
良い革小物を作る為の「上手な木槌の使い方」や「どんな場面で使うのか」分かり易くご説明しますのでしっかりと覚えてしまいましょう♪
木槌の持ち方と構え方
木槌は力のコントロールが非常に大事になります。
これからご紹介するポイントを抑えて練習すれば思い通りに木槌を扱えるようになりますよ♪
持ち手のどこを握るのが良いの?
持ち手の握る場所を変えながら木槌を振ってみましょう!
ここを握らなければいけない!ということは無くてしっくりくる場所でOKです♪
豆知識としては持つ場所が木槌の頭から離れる程発生する力が大きくなります。
僕の場合は、大きな力で叩きたい時、小さな力で叩きたい時で持つ場所を変えるようにしています。
木槌の頭から近い所を持つ
コントロールが容易だが発生する力が弱い
木槌の頭から遠い所を持つ
コントロールが難しくなるが発生する力が強い
木槌はどうやって構えるのが良いの?
脇を少し開き気味にして肘から手の甲が真っ直ぐになる構え方が手首への負担も少なくオススメです。
木槌はどんな時に使うの?
(1) 菱目打ちで革に穴を空ける時
木槌を使う頻度NO.1は間違い無く「菱目打ち」を叩く時です。
菱目打ちのお尻を木槌で叩いて穴を空けていきます。
菱目打ちの使い方を見る>>
(2) ホックやカシメを取り付ける打ち棒を使う時
打ち棒のお尻を木槌で叩いてホックやカシメを革に取り付けます。
ジャンパーホックの取り付け方を見る>>
カシメの取り付け方を見る>>
(3) ハトメ抜きを使って革に穴を空ける時
ホックやハトメを取り付ける際は「ハトメ抜き」を使ってパーツに丸い穴を空ける必要があります。
ハトメ抜きのお尻を木槌で叩いて革に穴を空けます。


レザークラフトにおける木槌を使うコツ
叩き方で作品の出来に大きく影響してくる「菱目打ちを使っての穴空け」と「ホック・カシメ取り付け」のコツをご紹介します♪
菱目打ちを木槌で打つ際のコツ
「同じ力で木槌を打つ」事で均等な大きさの穴を空ける事が出来ます。
良い例. 力を均等にして打った時の菱目打ちの穴
悪い例. 毎回異なる力で打った時の菱目打ちの穴
綺麗なステッチを目指すには均等な菱目の穴を空ける事が本当に大事なんです!
ホックやカシメを真っ直ぐに取り付けるコツ
「打ち棒」を垂直に立てて木槌で叩きます。
叩く時は優しく打ち始め少しづつ力を強くして8回程度で叩ききるイメージです。
良い例. 打ち棒を垂直にして力を少しづつ強くしながら打ったホック
悪い例. 打ち棒の垂直を確認せずに最初から強い力で打ったホック
悪い例ではホックを取り付けられましたがズレてしまっていますね。。
良い例は真っ直ぐに取り付けられているのが分かります♪


今回伝えた事を意識するのとしないのでは練習の成果が大きく変わってくるからね!

