【レザークラフト】菱目打ちで穴を空けるコツを解説!【直線~曲線の穴空け&菱目の間隔調整法】
ステッチの美しさは菱目打ち(一本目、二本目、四本目)の使い方で決まるといっても過言は無いと思います!
この3本がきちんと使えればどのようなパーツの穴空けでも対応出来るようになるんです♪
この記事では直線は勿論の事、曲線での菱目打ちのコツ、更には教則本には載っていない菱目の穴の間隔調整の方法を惜しみなくお伝えしますので最後まで見てみて下さいね♪
菱目打ちを使って直線と曲線の穴あけをマスターしよう!
菱目打ち 直線の穴空けのコツ
基本になる直線の穴空けは四本ヒシ目を使用しましょう!
一度に空けられ穴の数が多いので効率的に穴空け作業を進める事が出来ます♪
手順1. ステッチンググルーバーでガイドを引きます。
手順2. 菱目打ちをガイドのラインに押し付けて跡をつけよう。
手順3. 押し付けた跡がガイドとズレて無ければ菱目打ちのお尻を木槌で叩いて穴を空けよう。
手順4. 丸で印した4つ目の穴に菱目打ちの一つ目の菱目を差し込む。
手順5. 手順3の要領で菱目打ちのお尻を木槌で叩いて穴を空けよう。
完成6. 手順4~5を繰り返していけば綺麗に直線の穴あけが出来ました!
菱目打ち 緩いカーブ(曲線)の穴空けのコツ
曲線の穴あけは二本ヒシ目を使用しましょう!
四本ヒシ目は直線では力を発揮しますが小回りが利かないので「曲線=二本ヒシ目」と覚えておきましょう♪
手順1. ステッチンググルーバーでガイドを引きます
手順2. カーブの手前までは「直線の穴あけのコツ」の方法で穴をあけていきます。
カーブに差し掛かったらヒシ目打ちを二本ヒシ目に持ち替えましょう。
手順3. 穴に二本ヒシ目の片方を差し込んでもう片方をガイドの上に押し付けて跡をつけましょう。
手順4. 跡がガイドとズレて無ければ菱目の先を再び跡に合わせて穴を空けます。
手順5. カーブを抜けるまで手順3と4を繰り返しながら二本ヒシ目で穴あけを続けます。
手順6. カーブを抜けたら四本ヒシ目に戻して直線を穴あけしていきます。
完成. 綺麗に緩い曲線の穴あけが出来ました!。
菱目打ち 急なカーブ(曲線)の穴空けのコツ
アールの小さい曲線は一本ヒシ目を上手く使ってあげる必要があります。
コチラの記事で分かり易く解説しているので参考にして下さいね♪
パーツを一周穴空けする時のコツ
パーツ一周囲を穴空けする場合、最後は始点の菱目打ちの穴に戻ってきます。
その際、始点との間隔が合わずに困った方は多いと思います。
菱目の間隔が合わなかった時の失敗例
失敗例. (1)始点との間隔が詰まり過ぎてしまった
失敗例. (2)始点との間隔が離れぎてしまった
このような失敗例を回避して始点に菱目打ちをぴったり合わせる簡単な方法があるんです!
それでは、手順を見ていきましょう!
菱目の穴の間隔を調整する方法
手順1. 始点の5目前位の距離になったら一旦穴あけを止めます。
手順2. 菱目打ちの先をガイドに押し付けて跡をつけながら始点の穴までの距離を確認します。
始点とその前の菱目の間隔が詰まってしまっていますね。
手順3. 間隔が詰まっている事を確認したら二本ヒシ目を使って再び穴空けを再開します。
穴に菱目打ちの片方の刃を差し込んだら進行方向に菱目打ちを引っ張りながら穴空けをします。
この方法で穴空けを行うと目に見えないレベルで菱目の間隔を広くする事が出来ます。
手順4. 3穴位進めたら再び距離を確認します。
すでにピッタリの間隔に調整出来ていました♪
手順5. 後は通常の菱目打ちの穴空けに戻して作業を進めましょう。
完成. 始点の菱目打ちの穴にピッタリおさまりました!
ただ、結構練習が必要だから頑張ってみてね♪
菱目打ちを使った穴空けが出来たら手縫いをしてみよう!
ここまでで「直線と曲線の穴空け」から「目の間隔調整」まで覚える事が出来ました。
そうしたら次はレザークラフトの花形技法「手縫い」に挑戦してみましょう♪
コチラの記事で「tools流手縫い」の方法を分かりやすく解説しています。
手縫いが上手く出来ないと悩んでいる方は試してみて下さいね。