【レザークラフトのボンド批評】白ボンド「サイビノール」の効果的な使い方とメリット・デメリット

レザークラフトで使うボンドは大きく分けてゴム系ボンドと白ボンドの2種類があります。

そして今回の記事でご紹介するのはレザークラフトの白ボンドで一番メジャーな「サイビノール」です♪

時折、サイビノールは接着力が弱いからゴム系ボンドを使うという方がいらっしゃいます。

しかし、「サイビノール」は正しい手順で接着をすれば本当に「使えるボンド」です。

この記事ではメリット・デメリットから効果的な使い方をご紹介していきますね♪



サイビノールの凄い所(メリット)

(1)接着力が強い

サイビノールは正しい手順で接着すれば接着力は強力です。
スリーダインのような強めのゴム系ボンドにも引けをとりません。

(2)接着持続時間が長い

サイビノールは接着してから数日経過してもしっかりと接着力を持続してくれます。
これが白ボンドの一番の強みだと思っています。
ゴム系ボンドは数日経過するとすぐに剥がれてきてしまったりします。

(3)パーツの仮止めが正確に出来る

白ボンドは乾燥までに時間の余裕があるので、仮止め作業での失敗が少ないです。
パーツがズレていても乾燥するまでは修正する事が出来ます。
ゴム系ボンドは一発で圧着するので少し経験が必要になります。

(4)広範囲に塗る接着に適している

パーツ全体にボンドを塗って貼り合わせる時に白ボンドは最適です。
水気があり伸びが良いのでサッとパーツ全体にボンドを塗る事が出来ます。
※サイビノール600は粘度が高い為、全体の塗布に適していません

(5)水で粘度を調整出来る

日が経ちボンドが硬くなってきたら水で緩くする事が出来ます。
ゴム系の場合、専用の溶剤が必要なのに対し非常に手軽なのが嬉しいですね。

サイビノールのイマイチな所(デメリット)

サイビノールで唯一イマイチだなと思うのは仮止めの作業に少し時間が掛かる事です。

ゴム系ボンドに比べて接着に少し手間と時間が掛かります。

デメリットとして思いつくのはこれ位で、メリットの方が圧倒的に多いのがサイビノールです。



サイビノールの使い方

パーツの端の接着手順

手順1. 接着面を別たちドレッサーを使って荒らします。

手順2. ヘラを使って接着面にサイビノールを塗ります。
接着力を高めたい時は両面、それほど必要ない時は片面にボンドを塗りましょう。

手順3. 仮止めの位置が決まったらダブルクリップでパーツを固定していきます。
強力に接着したい時は30分~数時間乾燥させると良いでしょう。
※それ程接着力が必要無い場合は指でしばらく圧着するだけで大丈夫です

ポイント

革に付いたダブルクリップ跡は基本、穴空けや手縫いをしていると消えます。
革との相性もあるので、一度ハギレで試してみる事をオススメします。

接着完了. クリップを外したら接着完了です。全力で引っ張っても中々剥がれません♪

パーツ全体を貼り合わせる時の接着手順

手順1. パーツの両面全体にヘラを使ってサイビノールを塗っていきます。

ポイント

パーツが大きい場合はボンドを塗っている最中に乾いてきてしまうので、床面をほんの少し湿らせてあげましょう。
霧吹きや絞った布でサッと拭いてあげるとボンドの乾きを遅らせることが出来ます。

手順2. すぐにローラーを使ってパーツを貼り合わせます。

接着完了. パーツを貼り合わせる事が出来ました♪

カンナ
カンナ
ゴム系のボンドとは結構違うのね
JUN
JUN
そうなんだ、しっかりと特徴を理解した上で適材適所で使ってあげるようにしてね
カンナ
カンナ
ボンドの特徴を知っておくと作業が楽になるわね♪
JUN
JUN
その通り!僕も色々なボンドを使い分けて作業をしているよ