【レザークラフト】巻きかがりの手順とコツを簡単解説!一周しないでレースを終点で始末する方法

2020年3月6日

これまで「かがり縫い」に必要な道具やレース針にレースを取り付ける方法をご紹介してきました。

今回は実践編として「かがり縫い」の登竜門として扱われる「巻きかがり」をご紹介しようと思います♪

「巻きかがり」はグルッと一周かがる場合と、始点から終点までをかがって最後レースを始末をする方法があります。

今回は後者の始点から終点までを「巻きかがり」する方法をやってみようと思います。

「かがり」は難しいと思われがちですが手順さえ覚えてしまえばとっても簡単です♪

写真多めで解説していきますので、この記事で「巻きかがり」をマスターしてしまいましょう!



巻きかがりの事前準備をしよう

●まずは、レース針にレースをセットしましょう!
やり方が分からない場合は「レース針にレースを取り付ける方法」という記事を書いていますので参考にして下さいね。

●2枚の同じサイズの長方形の革を接着して下さい。

平目打ちで穴空けをしよう

手縫いの時の菱目打ちが「かがり」では平目打ちになるだけなのでとっても簡単です♪

手順1. ステッチンググルーバーでガイドを引きます。
革の端から3mm位の位置にガイドを引くと良いでしょう。

手順2. 2本平目の片方の刃を写真のように革に引っ掛けてもう片方の刃を革に押し付けて目打ちをします。この位置が「巻きかがり」のスタート位置になります。
※終点も同じように目打ちをしておいて下さい。

手順3. 始点から平目打ちで穴空けを行っていきます。

手順4. 終点の6目前位から目の間隔が合うように調整していきましょう。

手順5. これで「巻きかがり」の事前準備は完了です!



巻きかがりの手順とコツ

手順1. まずは始点と2穴目の間のコバにレースギリを挿し込みレースが通る隙間を作ります。

手順2. 手順1で作った隙間にレース針を挿し込み裏側の始点からレースが出るようにして下さい。
※写真のようにコバから1cm位レースが出ている状態にしておきます。

手順3. レース針が通らない事があるので、始点の穴をレースギリで広げておきます。

手順4. 始点の穴にレース針を挿し込みレースとコバの間に隙間が出来ないように引っ張って引き締めます。

手順5. コバから飛び出しているレースを根元でカットします。

手順6. 2穴目にレース針を挿し込みレースを通します。
レースを通したらコバとレースの間に隙間が出来ないようにしっかりと引き締めておきましょう。

手順7. 3穴目にレース針を挿し込みレースを通します。
後は4穴目、5穴目と同じ要領で「巻きかがり」を進めましょう。

手順8. 終点の1つ前の穴まで来たら一旦ストップします。

手順9. 終点と1つ手前の穴の間のコバにレースギリでレースが通る隙間を作ります。

手順10. 終点の穴にレース針を通します。
この時、レースを引き締めないでレースが輪っかになる状態で止めておきます。

手順11. 終点の穴からレース針を挿し込み手順9で作ったコバの隙間からレースを出します。

手順12. レースを引き締めても輪が小さくならない罠が存在します。
レースギリで奥の輪の方を引っ張ると左隣の輪が小さくなるのでしっかりと引き締めておきます。

手順13. そしてコバから出ているレースを引っ張れば両方の輪が締まった状態になります。

手順14. レースを根元でカットしてレースギリ等でコバの中に隠しましょう。

完成. 上手に「巻きかがり」が出来ました!

カンナ
カンナ
なんとか出来たわ!「巻きかがり」は始めと終わりが複雑ね~。
JUN
JUN
僕もそんなに頻繁に「巻きかがり」をするわけじゃないから忘れてる時があるよ(笑)
僕もこれを機に体が覚えてる状態までしっかり練習しよう!
カンナ
カンナ
負けてられないわ!わたしも練習する!