【レザークラフト】ヘリ落としは床面にも行うべきか?結論は行うべきです!【床面のヘリ落としは注意が必要】
僕の元に届くお悩み相談で「ヘリ落としは床面にも行った方が良いですか?」
こういったご質問を定期的に頂きます。
これに関しては結論から言ってしまうと「行った方が良い」です♪
しかし、床面のヘリ落とし作業には少しコツと注意点があります。
この記事では、その辺りを詳しく解説していきますので、是非、最後まで読んでみて下さいね。
床面にヘリ落としの作業を行う理由
まずは、どのような目的で床面にヘリ落としの作業を行うのか・・
「コバに丸みをもたせるため?」
いいえ、違うんです!
下の図のように銀面と同じ要領でコバの角を落としてしまうとコバが痩せてしまいます。
では、何の為に床面に作業を行うのか・・
それは、紙やすりでコバを整えた時に出来るバリを取ってあげるためです!
紙やすりやドレッサーでコバを整えるとコバは下の図のようになります。
そして銀面にヘリ落としを行うと更に下の図のようになります。
この状態でコバを磨けばピカピカになりますが・・
例えば床面側からこのように擦られてしまった場合。
バリが起き上がってしまってコバがすぐに汚くなってしまいます。
なので、床面にヘリ落としの作業を行う際は「バリ」だけを削いであげるのが適切です。
革にヘリ落としを強く押し付けないで優しく削いであげます。
そうすると床面がから擦ってもこのようにコバが荒れてしまう事がありません♪
床面のバリ落としの作業に必要な事
ヘリ落としの切味が絶対に必要
床面は銀面よりもずっと硬いので1,000円以下のヘリ落としだとバリだけ落とすのは難しいです。
このように、全然角が落とせないばかりか逆に汚くなってしまいました。
なので、僕のは場合はマスターへり落としの1番を床面専用で使っています。
マスターヘリ落としは中級クラスのヘリ落としで切味がトップクラスです。
研ぎが絶対に必要
マスターへり落としを使っていても研ぎを頻繁に行っていないと床面は落とせなくなります。
研ぎ方に関してはコチラの記事で詳しく解説しているので参考にして下さいね♪