梅雨は要注意!革のカビ対策に効果絶大な除湿機と正しい保管方法を徹底解説!
誰でも一度は大切な革製品にカビが生えてしまって落ち込んだ経験があるのではないでしょうか。
このカビの原因は「湿度」が大きく関係しているんです!
日本に観光で訪れた外国人の方に「日本で嫌だった事はありますか?」という質問をすると「湿度が高くて過ごしにくかった」という回答が多いそうです。。
それはそうです!日本の梅雨~夏の湿度は98%~100%クラスが連日続いたりします。
これが何を意味するかというと「日本は革製品を持つのも作るのも向かない国」という事なんです!
この事から日本で革製品を良い状態に保つには日頃のケアが必要になります。
これからお話していく革のカビ対策に関してはレザークラフターだけで無く革製品を愛する全ての方に読んで欲しい内容になります。
大切な革製品にカビが生えてしまわないように、しっかりと覚えてしまいましょう♪
一番効果がある革製品のカビ対策
結論からお話すると「除湿機」を購入しましょう!
僕の部屋は古いマンションで一階という事もあって湿度がもの凄く高いです。
革職人の僕にとっては最悪の環境だった為、ありとあらゆるカビ対策を試して一番効果があったのが「除湿機」の設置です。
この除湿機を購入してからはカビに悩まされる事は無くなりました。
革を保管する部屋の湿度が60%を超えるようなら迷わず購入して良いでしょう。
除湿機を購入する際の3つのポイント
除湿機は多くのメーカーから販売されていて安い物から高い物まで幅広くラインナップされています。
沢山の選択肢があって結局どれを買っていいのか迷ってしまいますね。。
でも、心配ありません!除湿機は3つのポイントさえ抑えていれば適切な物を選ぶ事が出来ます♪
除湿能力
各メーカーの除湿機は除湿能力を記載しています。
木造6畳と記載してあったらその面積を快適に除湿出来る能力を持っているという事です。
難しい事は考えずに部屋の面積に合った除湿機を選べばOKです。
容量タンクのサイズ
タンクのサイズは大きければ大きい程、排水の手間が省けます。
個人的には1.5~2リットル位のサイズがあれば十分だと感じています。
電気代が安い物を選ぼう!
除湿機の構造は複数のタイプがありますが「コンプレッサー式」がオススメです。
何故なら電気代が他のタイプに比べて格段に安いからです♪
僕の使っているアイリスオーヤマのDCE-6515は1時間あたり5円と格安です。
革製品を保管する時のカビ対策
革製品は毎日のように使っているとカビは生えないものです。
どのような時にカビが生えるかというと「しばらく使わずに保管する時」です!
この保管方法が間違っていると一ヶ月もしないうちにカビだらけという事も起こります。
カビが生えにくい正しい保管方法
風通しの良い所に置く
箱や引き出しのように空気の通り道が無い所に保管するのは絶対にNGです。
このような場所は湿気がこもりやすくカビの原因になります。
※風通しが良くても日光にあたる場所は革が変色するのでNGです。
ホコリを定期的に拭く
ホコリはカビの栄養源になってしまいます。
革製品にホコリが付かないように定期的に乾いた布で乾拭きしてあげましょう。
部屋の掃除をこまめにする事でホコリ自体が少ない状態を保つ事も重要です。
部屋の温度を上げすぎない
カビは25度~28度位の温度を好み活発化します。
究極は20度以下にするのが理想ですが現実的に難しいので25度以下にする事を心がけましょう。
カビが生えやすい環境を作って実験をしてみました
1. プラスチックケースの中に革を保管
2. ケースに入れっぱなしにしてホコリを拭かない
3. 梅雨前から梅雨の時期に一回もクーラー、除湿機を使わずに25度位の室温で二ヶ月放置
上記の環境で革の切れ端を二ヶ月保管してみました。
結果はこのようになりました!
コストパフォーマンス抜群のおすすめ除湿機
部屋の広さが7畳程度の方は僕が購入したアイリスオーヤマの「DCE-6515」をオススメします♪
※現在は新型が発売されているので「KIJC-H65」こちらが良いでしょう。
オススメしている理由は以下の通りです。
本体価格が安い!
本格的な除湿機にも関わらず販売店によっては14,000円程度で販売されています。
電気代が安い!
コンプレッサー式なので1時間の稼動で「5円」と格安です♪
タンク容量が大きい!
約1.8Lも容量があるので1日フル稼働して一回水を捨てる頻度で手間が掛かりません!