ハンドプレス機の使い方を解説
ホックやカシメを取り付ける時はメタルプレートと専用の打ち具を使うのがレザークラフトでは一般的ですね♪
慣れてしまえばどの金具も簡単に付けられるようになりますがデメリットが2点あります。
一つは打ち具を木槌で叩いた時の騒音問題があると思います。
もう一つはホックのアタマに少しへこみが出来てしまう事です。
このデメリットの2点を解消したい場合は「ハンドプレス」を使うと良いでしょう♪
静かに真っ直ぐ金具を取り付けられますしアタマのへこみも出来ないので僕は愛用しています。
それでは早速「ハンドプレス」の導入の仕方をご紹介していこうと思います。
ハンドプレス本体を購入しよう!
僕はレザークラフト関連の道具を販売している「フェニックス」さんでハンドプレス小を購入しました。
2019年6月27日の価格は小サイズが「12,000円」大サイズが「18,000円」で販売されています。
ハンドプレスの価格は年々高くなっていますので、悩んでいる方は早めに購入する事をオススメします。
ハンドプレスは大と小の二つあるけどどちらを買えばいいの?
二種類あるハンドプレスの特長は以下のようになっています。
ハンドプレス小の特長
本体価格が安いがパーツのフチから金具までの距離が遠い場合、金具を取り付けられない。
ハンドプレス大の特長
本体価格は高いがパーツのフチから金具までの距離が遠くても金具を取り付けられる。
※あまりに遠すぎる場合は取り付ける事が出来ません。


ハンドプレスの駒を購入しよう!
ハンドプレスは専用の駒を購入しないと使う事が出来ないんです。
ジャンパーホック(7060)であればジャンパーホック(7060)に対応した専用の駒を購入する必要があります。
駒は一つ4,000円程度するので、頻繁に使う金具を優先して購入すると良いでしょう。
ハンドプレスを使ってジャンパーホックを付けてみよう!
今回はジャンパーホック(7060)を取り付けてみますが、基本ホックもカシメも駒をセットしてプレスするだけで取り付けられます♪
ジャンパーホック(7060)の駒をセットしよう
オスパーツの取り付け
手順1. ハンドプレスの丸く穴の空いた所の横にネジがあるので左に回します。
このネジは駒を固定したり緩めたりする為のものです。
手順2. ハンドプレスの丸く穴の空いた所に突起のある駒を入れます。
手順3. ネジを右に回して駒を固定します。
手順4. プレスする方の穴はネジ穴になっているので駒を挿し込んで右に回し続けると固定されます。
オスパーツのプレス側に使う駒は写真の形状をした物を選んで下さい。
手順5. 組み合わせたオスパーツを台座の突起においてハンドルを下方向に押し込みます。
※体重をかけて押し込むとしっかりと取り付ける事が出来ます。
完成. ホックのオスパーツを取り付ける事が出来ました!
メスパーツの取り付け
手順1. 横のネジを左に回して駒を取り出したらアタマの駒に交換しましょう。
手順2. 横のネジを右に回して駒を固定します。
手順3. プレスする方の穴に駒を挿し込んで右に回し続けると固定されます。
メスパーツのプレス側に使う駒は横から見た時に真ん中の突起が少し飛び出しています。
手順4. 組み合わせたメスパーツのアタマを台座のクボミにおいてハンドルを下方向に押し込みます。
完成. ホックのオスパーツを取り付ける事が出来ました!
いかがだったでしょうか。今回はジャンパーホックを取り付けましたが駒を買えばバネホックやカシメ、更にはハトメまで取り付ける事が出来ます♪
テコの原理を使ったシンプル且つアナログな構造なので壊れにくいのもハンドプレスの良い所です。
本体と駒を購入すると決して安くは無いですが、僕の購入したツールの中では「買って良かった物」に分類されますのでオススメします♪