【レザークラフト】麻糸にロウ(ワックス)を使ってロウ引きするコツを解説!

2021年7月12日

レザークラフトの手縫い糸には「あらかじめロウが塗ってある物」と「塗っていない物」があるのはご存知ですか?

手縫い糸というのは「ロウが塗ってある物」が理想的なんです♪

ではロウを塗っていない商品はダメなのかと言うとそんな事はありません。

レザークラフト用として販売されている固形のロウを糸に塗ってあげれば良いのです!

この記事では「エスコード麻糸」を使って「何故ロウを塗る必要があるのか」「ロウの塗り方」を解説していきます♪

カンナ
カンナ
ちょっとこれ!この前お店で見かけたけど「ロウ」じゃなくて「ワックス」って商品名だったわよ!
JUN
JUN
表記がマチマチだから「ロウワックス」と覚えておくと良いよ
カンナ
カンナ
そうなの?よく分からないけど紛らわしいのね
JUN
JUN
ミツバチから取れる蜜蝋を使って作ってるから「ロウ」と呼ばれているんだ
まぁ、細かい事は気にせずにいってみよー!
カンナ
カンナ
はーい!



何の為に手縫い糸にロウワックスを引くの?

効果1. 麻糸の毛羽立ちを抑える為です

手縫い糸には化学繊維で作られた糸と麻糸の2つが販売されています。
ロウ引きされていない麻糸は買ったままの状態だと毛羽立っている状態です。
ロウ無しで使えなくはないですが完成した作品のステッチがフサフサ毛羽立っていて凄く見栄えが悪いです。

ロウワックス」を引いた「麻糸」は毛羽立ちを抑えられ糸がシットリするので穴に糸を通しやすくなりステッチの印象もグッと引き締まります♪

カンナ
カンナ
ほんとうね!ロウを引いた麻糸は毛羽立って無いしピシっとしてるわ!
JUN
JUN
全然違うでしょ!これで手縫いすれば引き締まった綺麗なステッチになるよ!

効果2. 糸が切れるの防ぐ役割もある

レザークラフトの作品は革を数枚重ねたパーツを手縫いする事がとっても多いです。
ロウワックスを塗らないで麻糸を穴に通すと麻糸が大きな摩擦を受けて手縫いの最中に切れてしまいます

しかし「ロウワックス」を塗ってあれば穴の中をスルッと通ってくれるので手縫いの最中に糸が切れる事が少なくなります!

効果3. 手縫いをした糸が緩んでこない

ロウワックスを塗った手縫い糸はしっかりと伸ばされます。
そして多少のベタつきがプラスに働き手縫いをしたステッチが緩みにくくなります。

ステッチが緩んできてしまうと糸と革の間に隙間が出来てしまう事があるのでしっかりとロウを塗るようにしましょう♪



どうやってロウ引きするの?

ここまでで「ロウワックス」の必要性が分かったと思いますので、ここからはロウを塗り込む「ロウ引き」の手順を覚えましょう!

ロウの引きの方法 簡易版

ロウと親指の間に麻糸を挟み引っ張ります。

1回では麻糸にロウワックスがしっかりと浸透しないので同じ場所を5~6回繰り返し塗り込みましょう。
※勢いよく引っ張ると摩擦で親指を火傷するので気をつけて下さいね!

簡易版の火傷が怖い方はコチラの方法がオススメ

手順1. ロウワックスと革の間に糸をはさみます

手順2. 糸を勢いよく引っ張ります。
この方法であれば絶対に火傷をしないので安全安心ですよ♪

どんなロウを買えばいいの?

レザークラフト用の「ロウワックス」であればどれでも大丈夫です!

300円位~1,000円を超える物が販売されていますが成分が微妙に異なるだけで得られる効果はほとんど同じです。

なので価格の安い物でも全く問題ありませんよ♪


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