【レザークラフト】手縫い糸の焼止めのコツを解説【革が焦げてしまう・綺麗に止められない方へ】
レザークラフトで行う糸の始末で「焼止め」という方法があります。
素早く糸が解れないように始末出来るのでとっても便利な時短テクニックなんです♪
ですが「焼止め」が苦手というクラフターさんはとっても多いです。
慎重に作業をしたけど革が焦げてしまった・・
止めた所の見た目が汚くて気になる・・
この辺りが焼止めの際のよくある失敗例だと思います。
この記事ではライターを使ったオーソドックスな焼き止めのコツ。
そして、どうしても上手く出来ない方にオススメしている「電熱ペン」を使った焼止めを解説していきます♪
ライターを使った焼止めのコツ
最もポピュラーな方法は「100円ライター」を使った焼止めです。
一番お金の掛からない方法ですが上手く焼止め出来るようになるまで少し練習が必要です。
手順1. 穴から出ている糸を約4mmの所でカットします。
手順2. 100円ライターの火力を一番低くします。
※成功率を上げる為には火力調整が付いているライターを選んで下さい
手順3. 火の温度が低い青い部分で糸を溶かしていきます。
縫い穴まで糸が溶けて玉になるまで熱します。
手順4. ライターの側面を使って玉になった部分を潰します。
完成. 綺麗に焼止めを行う事が出来ました!
電熱ペン(ヒートペン)を使った焼止めコツ
ライターを使った焼止めがどうしても上手く出来ない!
そういった場合は「電熱ペン(ヒートペン)」を使いましょう♪
電熱ペンは正しく使えば革を焦がしてしまう事はありません。
手順1. 穴から出ている糸を約4mmの所でカットします。
※糸切りハサミを使わなくても電熱ペンを糸に当てればカットが出来ます
手順2. 電熱ペンの加熱ボタンを押しっぱなしにして糸を溶かしていきます。
縫い穴まで糸が溶けて玉になるまで熱します。
ポイント:写真の赤丸部分が革に触れないように気をつける
先端だけでなく赤丸部分も熱が通っています。
革に触れると焦げてしまう事があるので注意が必要です。
手順3. 菱目打ちやハトメ抜きの裏を使って玉を潰します。
手順4. 片方が止められたらもう片方も手順2~3の流れで作業をします。
完成. 綺麗に焼止めを行う事が出来ました!
焼止めにオススメの手縫い糸
焼き止めが行えるポリエステルまたはナイロン系の手縫い糸です。
麻糸は焼止め出来ないので注意して下さいね。
焼止め可の手縫い糸で僕がオススメしているのは「ポリエステルボンド糸」です♪
特に僕が普段使いしている「5番」は糸の太さも丁度良く使い勝手が良いです。
カラーバリエーションが豊富で価格も安いので是非、試してみて下さいね。