トコプロはトコノールより優れているのか比較検証【クロム系の革も磨ける?】
新しいコバ処理剤として話題の「トコプロ」はご存知ですか?
光輝く美しいコバはレザークラフトをする全ての方の目標だと思います♪
僕も勿論、コバに関しては常日頃から研究しているので「新しいコバ処理剤」で尚且つ「プロ」と商品名に付くのであれば使ってみるしかありません。
「トコプロ」の実力を計る為に今回は「トコノール」と比較検証をしてみようと思います。
「トコプロ」の成分は「トコノール」に近いのでこの2つを比べてみるのがベストです。
それでは、トコ面磨き、コバ磨き、最後はクロムなめし革を磨いて検証をしていきます♪
トコプロVSトコノール 優れているのはどっち?
比較は「同じ革」「同じ道具」「同じ作業手順」で行います。
トコ面磨き比較
トコ面はガラス板を使って同じ条件で磨きました。
若干トコプロの方が艶が強いように感じますが、効果としてはほとんど一緒だと思います。
ですが、塗りやすさは「トコプロ」に軍配が上がると感じました。
トコノールに比べて「トコプロ」は粘度が少し緩いので伸びが良く非常に作業がしやすいです♪
コバ磨き比較
コバ磨きは320番の紙やすりでコバを整えた後に処理剤を塗って最後は布を使って磨きました。
コバに関しては比べてみても違いを感じる事は出来ませんでした。
クロム系の革を磨いて比較
コバ磨きが困難とされる「クロムなめし」革での比較を行いました。
結果、若干ですがトコプロの方が綺麗に仕上がってくれました。
「タンニンなめし」革のようにピカピカにはなりませんので過度な期待は禁物ですね。
トコプロVSトコノールの総括
ここまで読んだ方は「なんだトコプロってたいした事ないんだ・・」とがっかりしたかと思います。
プロが付くネーミングと新しいコバ処理剤という事で期待され過ぎてしまった感がありますね。
しかし、僕の「トコプロ」評は高いです♪その理由は以下の3つです。
使いやすさが抜群
僕は広範囲のトコ面処理をする事が多いので普段は伸びの良いトコフィニッシュを使っています。
トコノールだと少し粘度が高すぎるんですね・・
しかし、トコプロの粘度は正に理想的でトコ面、コバ共に作業がしやすいです。
価格が安い
お店によってはトコノールよりも若干安く設定されている事もあります。
僕はトコプロの方が使いやすいと感じたので、値段が一緒ならトコプロを選びます。
パッケージデザインがお洒落
僕は効果が良ければデザインは何でも良い派ですが、そうで無い方もいらっしゃると思います。
トコプロの海外製品のようなデザインは非常にお洒落ですね。
机の上に置いても中々雰囲気があって良い感じです。