【レザークラフト】巻きかがりで外周をグルッと一周縫う方法!【かがり縫い】

今回は、かがり縫い手法の一つ「巻きかがり」でパーツの周りをグルッと一周かがる方法をご紹介します!

「かがり縫い」は「一周かがる場合」と「始点と終点を決めてかがる場合」の2パターンを覚えておく必要があります。

「巻きかがり」の「始点と終点を決めてかがる方法」は過去に記事を書いていますのでそちらを参考にして下さい♪

2パターンあると聞いて少し億劫になるかもしれませんが、かがり始めと終わり方が違うだけなのですぐに覚えられるはずです!

それでは、早速やっていきましょう♪



平目打ちでパーツの周りを穴空けしよう

まずは平目打ちを使ってレースを通す為の穴を空けましょう!
※3mm巾のレースを使うので平目打ちも3mmのレースに対応したサイズを使っています。

手順1. ステッチンググルーバーでパーツの周りにガイドを引きます。
革の端から3mm位の位置にガイドを引くと良いでしょう。

手順2. 平目打ち(1本目)を使って4隅のカーブを写真のように穴空けします。

手順3. 事前に穴空けした場所に間隔が合うように調整しながら平目打ち(2本目)で穴空けを進めていきます。

完成. パーツの周りを穴空けする事が出来ました♪

巻きかがりでパーツの周りを一周かがる方法

それでは巻きかがり(1周)をやっていきましょう!

レース針にレースを取り付けます

やり方が分からない場合は「レース針にレースを取り付ける方法」という記事を書いていますので参考にして下さいね。



巻きかがり(1週)の手順

手順1. レース針の付いていない方の革の端3mm位を革包丁で薄く漉きます。

手順2. かがり始めの穴のコバをレースギリで開きます。

手順3. レースギリで開いたコバの間からレース針を通して後ろ側の穴からレース針を引き抜きます。

手順4. レースがコバに隠れる少し手前まで引いたら漉いたレースのトコ面にG17ボンドを塗布します。

手順5. G17ボンドが乾いたらレースの端がコバに隠れるようにして開いたコバを圧着します。

手順6. 始点の次の穴にレースを通します。
レースを通したらレースとコバの間に隙間が出来ないようにしっかりと引き締めましょう。

手順7. 隣の穴にレースを通します。
後は繰り返しなのでかがり縫いを進めていきましょう。

手順8. きついカーブはレース1巻きだと隙間が目立つので2巻きしてあげましょう。
(1)カーブの穴にレース針を通します。

(2)2巻き目はレースが通らない事があるのでレースギリで穴を広げてあげます。

(3)もう一度同じ穴にレース針を通します。

手順9. ここまでの手法で直線、曲線をかがっていきましょう。



手順10. 終点の穴の1つ手前で一旦止まります。
終点の穴と1つ手前の穴の間のコバをレースギリで開きましょう。

手順11. 終点の穴にレース針を通してコバの間からレース針を引き抜きます。
引き抜いたらレースを引っ張ってレースを引き締めてあげます。

手順12. レースの根元を糸切りハサミでカットします。

手順13. 少し出ているレースをG17ボンドを塗った丸ギリでコバの中に入れ込みます。

完成. 巻きかがりで一周する事が出来ました♪

カンナ
カンナ
よし!巻きかがり一周verもマスターしたわ!
JUN
JUN
凄い気合い!かがり縫いが気に入ったみたいだね♪
カンナ
カンナ
かがり縫いはとっても可愛からお気に入りなの♪
JUN
JUN
巻きかがりは「かがり縫い」の入門だから今度はもっと難しい手法に挑戦しよう!
カンナ
カンナ
楽しみだわ!