【レザークラフト】刻印を綺麗に打つ為の手順とコツを解説
オリジナルの刻印やアルファベット刻印を購入したけど「綺麗に刻印が打てない・・」
こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
僕自身もレザークラフト初心者の頃に綺麗に打てずに悩んだ事があります。
しかし、刻印は「綺麗に打つ為の下準備」と「ちょっとしたコツ」を知っていれば誰でも綺麗に打つ事が出来ます♪
この記事では「刻印の打ち方」から「刻印に向いている革」について解説をしていきます。
オリジナル刻印を綺麗に打つ為の手順とコツ
革の種類や部位によって刻印の入り方は異なります。
刻印を打つ際は必ず端革で一度テストしてから本番に臨むようにしましょう!
手順1. 銀面側の刻印を打つ場所に水を入れてあげましょう。
筆を使うと狙った部分に適確に水を入れる事が出来ます。
手順2. トコ面側にも軽く水を入れてあげます。
手順3. 水が革に馴染んだら刻印を真っ直ぐに構えましょう。
手順4. 木槌やラウンドモールを使って刻印のお尻を叩きます(5~8回程度)。
ホックを取り付ける時のように徐々に打つ力を強くしていくようにします。
打刻完了. 綺麗に刻印を打つこと出来ました♪





刻印が均一に入らない時の裏技
まずは先程と同じように革の銀面とトコ面に水を入れておいてあげましょう。
手順1. 真っ直ぐ刻印を構える事を心がけて2回程度木槌で打ち込みます。
手順2. 刻印を左、右、奥、手前側にほんの少し倒して各2回ずつ木槌で打ち込みます。
刻印を打つのに適している革
刻印を打つにはタンニンなめし革が最適
刻印を打つのに適している革は「タンニンなめし」という手法でなめされた革です。
「なめし」とは「皮」から腐らない「革」にする為の手法です。
この「タンニンなめし」で作られた革は形状記憶する性質があるんです。
なので、水が入った状態で刻印を打ち込むと刻印の凸の部分が革にめり込み凹みます。
そして水が乾くと凹んだ状態を保ってくれるのクッキリとした刻印がキープされます。
「クロムなめし」の革にはこの形状記憶する性質がほとんど無いので、刻印が入りにくいのです。
刻印を打つにはある程度の革の厚みが必要
刻印を打った革は銀面が凹み文字や柄に見えています。
なので、この凹む分の革の厚みを確保してあげないとクッキリと刻印が入りません。
革の厚みが1.5mm厚以上あればクッキリ綺麗に刻印が出来ると覚えておくと良いでしょう♪