【レザークラフト】カシメの正しい足の長さを解説!カシメが取れたり取り付ける時のズレが無くなります
カシメは2つのパーツを強力に繋ぎ合せてくれる素晴らしい金具です。
僕もステッチで繋ぎ合わせるだけでは不安な部分には必ずカシメを使います♪
しかし、この「カシメ」。革に対して適切な足の長さを知らないと力を発揮してくれません!
足の長さが間違っているとパーツを強力に固定するどころかポロッと取れてしまいます。
それに、カシメを真っ直ぐに取り付けられないという原因も足の長さにある事が多いです。
この記事では適切な足の長さを解説していきますので、覚えてしまいましょう♪
カシメの適切な足の長さと良くない2つの例
革の厚みに対して適切な足の長さ
適切なカシメの足の長さ
適切な足の長さは写真のようにクボミがしっかり革から出ている状態で、一番へこんでいるクボミの下に1.5mm位の余裕があるのが理想です。
この状態で取り付ければカシメは強力に固定され、カシメがズレて付いてしまう事も少なくなります♪
革の厚みに対して適切では無い足の長さ
カシメの足の長さ(良くない例.1)
良くない例の(1)はカシメの足にあるクボミが隠れてしまっている状態です。
この状態でカシメを取り付けてもしっかりと固定されません。
ちょっとした拍子にカシメがポロッと取れてしまう事があるので気をつけましょう!
カシメの足の長さ(良くない例.2)
良く無い例の(2)はカシメの足が長すぎる場合です。
この場合、カシメはしっかりと固定されますが、カシメがズレて付いてしまう原因になります。
カシメのクボミの下に2.5mm以上の足が出ている場合は長過ぎです。
カシメが固定される原理
カシメを打ち棒で叩くと何故カシメが固定されるのか。
それは、足の先端が圧力で潰れることで外れなくなるんです♪
革に対して足が短いと潰れる部分が無いのでポロッと取れてしまうわけです。
複数の足の長さを販売しているオススメのお店
僕がいつも利用しているレザークラフト用品店の1つに「フェニックス」さんというお店があります。
「フェニックス」さんは1つのカシメのサイズに対して複数の足の長さを取り揃えています。
僕がいつも使う事の多い「カシメ大」に関しては4つの足の長さを販売しています。
複数の足の長さを揃えておけば革の厚みで調整する事もほとんど無くなりますよ♪