【レザークラフト】型紙の作り方講座(3) ジャンパーホックやバネホックの取り付け位置の決め方を解説!
「型紙作りの基礎講座」3回目はホック取り付け位置の決め方についてです。
ホックというのはバネホックやジャンパーホックのようなボタンの事です♪
このホックの取り付け位置というのは、オリジナルの革小物を作る上で凄く重要になってくるんです!
例えば、名刺入れを作ったとして、名刺が入っていない状態だとホックをパチンと留められたけど、名刺を入れたら厚みの分ホック同士が遠くなってしまい届かなくなってしまった・・・
これは、型紙作りを始めたばかりの方によくある失敗例の1つです。
このような事になってしまわないように「簡単で失敗しないホック取り付け位置の決め方」を解説していきます♪
メスパーツの取り付け位置は簡単に決められる
写真のカードケースの型紙を例に話を進めていきます。
バネホックでもジャンパーホックでもメスパーツの取り付け位置は簡単に決められるんです♪
メスパーツは大抵フタの部分に使われる事が多いですね。
これは型紙のフタの端から13mmの所にホック取り付け位置を印してあげればOKです。
あまり端寄りにホックを付けてしまうとホックが外しにくくなります。
この「13mm」がデザイン的にも外しやすさの面でも丁度良い取り付け位置ですね。
勿論、僕の場合なので、多少位置を調整するのは問題ありません♪
オスパーツの取り付け位置はサンプルを作ってから決める
このオスパーツ側の取り付け位置を決めるのは型紙の状態だと凄く難しいです。
しかし、この難しいオスパーツの取り付け位置を簡単に割り出す方法があります。
それは「サンプルを先に作ってしまう」というやり方です。
どちらにせよ型紙を作ったらサンプルを作る事になるので、位置を決めるのが「先か後か」だけの話です。
それでは、どのようにホック取り付け位置を決めるのか手順に沿って見ていきましょう♪
手順1. メスパーツの位置は決まっているので、まずはサンプルにメスパーツを取り付けます。
手順2. サンプルケースの中に名刺を限界の少し手前まで入れてあげます。
手順3. この状態でフタを閉じてメスパーツの金具を革に押付けます。
手順4. 革にメスパーツの丸い跡が付いてるのが分かりますね。
この跡の中心に丸ギリを使って穴を空けてあげます。
手順5. 型紙にサンプルを重ねて手順4で空けた穴に丸ギリを通します。
※センターが少しずれるので、軽く丸ギリで目打ちをした後にセンターに穴を空けてあげましょう。
完成. これだけで、最適なオスパーツの取り付け位置を型紙に印す事が出来ました!