【型紙無料】前編 リールキーホルダーパスケース(本体)の作り方を解説【レザークラフト】

2024年3月16日

レザークラフトを始めたばかりの方でも挑戦出来る「パスケース」の作り方です♪

過去に一度パスケースの作り方はやりましたが「難しい」という声を頂きました。

なので、更に簡単に作れるように型紙を作り直しましたので、是非、挑戦してみて下さい。

パスケースは特に「ごまかし」が効かない小物なので、作り手のレベルが如実に反映されます。

誰でも作れますが、綺麗に作ろうと思うと以外に難しかったりするのです。

なので、経験が少し長くなってきた方も復習がてら作ってみて下さいね♪



パスケースの型紙(無料)

パスケース(本体)の製作に必要な材料と道具

パスケース(本体)の材料を用意しよう

1.2mm~1.5mm厚程度の革、手縫い糸、ハトメ(200サイズ)

パスケース(本体)製作に必要な道具一覧

革包丁木槌ステッチンググルーバー丸ギリ、ヘリ落し(薄革用厚革用)、菱目打ち4mm巾(1本目2本目4本目)、縫い針トコノールorトコフィニッシュ紙やすり(300番~400番)、ハトメ抜き(12号)、ハトメ(200サイズ)打ち具オールマイティプレートフチ捻
※フチ捻は無くても製作出来ます

パスケース(本体)を作ろう!

材料と道具が揃ったら早速作っていきましょう♪

必要な技術一覧

今回の製作に必要な技術は下記の通りです。
やり方が曖昧な物は事前に確認しておきましょう♪

・革包丁で自在に革を切る方法と漉きのコツ
・ヘリ落しの使い方と選び方のコツ
・コバ磨き 美しい艶を出す手順とコツ
・菱目打ちで穴をあけるコツ
・手縫針 糸の通し方
・糸が切れくい手縫いの方法とコツ
・ハトメの取り付け方を解説

印刷した型紙を工作用紙に貼り付けてハサミでカットしよう

印刷したままだと紙が柔らかくて使いづらいので工作用紙に貼り付けてから切り出しましょう!

パスケース(本体)の製作手順

手順1. 革に型紙をあてて丸ギリでケガキましょう。
パーツ(A)×2、パーツ(B)×1の計3パーツです。

手順2. けがいた線に沿って革包丁でパーツを切り出しましょう。

手順3. パーツBのトコ面にトコフィニッシュを満遍なく塗ってあげましょう。
その後、ガラス板やウッドスリッカーでトコ面を擦って毛羽立ちを抑えます。

手順4. パーツBの曲線部分のコバを処理します。
作業の流れ:紙やすりでコバを整える→ヘリ落しで角を落す→トコフィニッシュを塗る→布で磨く

手順5. フチ捻を持っている場合はパーツBの曲線部分に捻を入れてあげましょう。

手順6. 2つのパーツAをボンドで貼り合せましょう。

手順7. パスケースの上部の両端の角に一円玉をあてて丸ギリでけがきます。

手順8. パーツAのセットにパーツBをボンドで貼り合せます。



手順9. 手順7と同じ要領でケース下部の両端を丸くけがいてあげましょう。

手順10. パスケース4隅のけがいた線を革包丁でカットして丸くしてあげましょう。

手順11. 外周のコバを紙やすりで整えます。

手順12. 外周のコバの角をヘリ落しで落としてあげましょう。
この作業はパスケースの表裏に行って下さい。

手順13. ステッチンググルーバーで表側の周りにガイドを引いてあげます。

手順14. ガイドに沿って菱目打ちで穴空けを行います。

手順15. 平縫いで手縫いをしていきましょう。

手順16. 外周のコバを仕上げていきましょう。
作業の流れ:紙やすりでコバを整える→ヘリ落しで角を落す→トコフィニッシュを塗る→布で磨く

手順17. ハトメ取り付け位置にハトメ抜きの12号で穴空けします。

手順18. ハトメ(200)を打ち具を使った取り付けます。

完成. これでパスケースの本体は完成です♪