【レザークラフト】返し縫いと糸の始末が綺麗に出来ない方にコツを徹底解説!【手縫い技法】
レザークラフトの手縫いは最後「返し縫い」と「糸の始末」をして終わります。
この縫い終わりの始末は出来るけど「綺麗に出来ない」という方が非常に多いです。
「返し縫い」で戻っていくと最初縫った糸の上にクロスしてしまったり重なってしまったり・・
教則本に書いてある通りやっているつもりなのに上手くいかない・・
理想的な「返し縫い」というのは糸が2本綺麗に並んでいる状態です。
この「綺麗な返し縫い」を毎回確実に行うには教則本に書かれている事だけだと足りないんです!
この記事では、誰でも綺麗に出来る手順と考え方をまとめていますので、最後まで読んでみて下さい♪
綺麗な返し縫いをする為に必要な2つのポイント
綺麗な返し縫いは以下の「2つのポイント」を頭に入れておくだけで出来ます!
(1)糸の並べ方を間違えないようにする
(2)菱目の穴の中で糸を縫い針で刺さないようにする
このポイントを覚えたら次の項目では早速、実践していこうと思います♪
綺麗な返し縫いにする為の手順を解説
終点まで平縫いを進めたら以下の手順で返し縫いをしていきましょう。
※黒い面が表側で赤い面が裏側です。
手順1. 裏面の終点から1つ手前の穴から丸ギリを通します。
表面の糸の右側から丸ギリの先が出るようにするのがポイントです。
手順2. 手順1で作った糸の通り道に沿って縫い針を通して引き抜きましょう。
手順3. 裏面の糸の輪をヘリ側に押さえながら糸を引き締めていく。
裏面の糸が綺麗に2本並んでいればOKです。
手順4. 次は表面の終点から出ている縫い針を手前の穴に通して引き抜きましょう。
※引き抜く前に裏面の糸の左側から縫い針の先が出ている事を確認しておきましょう。
手順5. 表面の糸の輪をヘリ側に押さえながら糸を引き締めていく。
表面の糸が綺麗に2本並んでいればOKです。
手順6. 両端から糸を引っ張って引き締めてあげましょう。
手順7. 手順1~6を繰り返していく事で返し縫いを続けていく事ができます。
糸の始末の手順を解説
手順1. 糸の始末をする最後の1目は表側の穴から糸を通します。
手順2. 手順1で通した糸で手前から出ている糸をすくいます。
手順3. 手順2ですくった糸と縫い針を通ってきた穴に裏側から通します。
手順4. 糸を通していくと結び目が菱目の穴に近づいたら両側から糸を引き締めます。
手順5. 裏側の結び目辺りをヘリ側に押さえながら表側から糸を引っ張ります。
結び目が菱目の穴の中に隠れたらOKです。
手順6. 両側から均等な力で糸を引き締めましょう。
手順7. 両側から出ている糸を根元でカットします。
手順8. 丸ギリの先にボンドを塗ってカットした糸を菱目の穴の中に隠しましょう。
手順9. これで糸の始末は終わりです。