【レザークラフト】巻きかがりで作る簡単コインケース!製作手順の詳細説明付き【型紙無料】

2021年11月1日

※後編動画はコチラから>

シンプルなコインケースも「かがり縫い」で作ってあげれば個性的な印象に早変わりします♪

「かがり縫い」は沢山の手法がありますが今回は一番簡単な「巻きかがり」という手法で作っていきましょう。

「巻きかがり」のやり方が分からない・・という方でも心配ご無用です!

僕の記事で「巻きかがりの手順」を説明していますので練習をしてからコインケース作りに挑戦しましょう!

型紙は無料ダウンロード出来ますので活用して下さいね♪



巻きかがりコインケースの型紙(無料)

巻きかがりコインケースの製作に必要な材料と道具

巻きかがりコインケースの材料を用意しよう

1.5mm厚程度のヌメ革、ジャンパーホック7060(ニッケルアンティークゴールド)、牛革レース(3mm巾)

巻きかがりコインケース製作に必要な道具一覧

革包丁丸ギリ、ヘリ落し(薄革用厚革用)、平目打ち(1本目・2本目)レース針(3mm)レースギリトコノールorトコフィニッシュハトメ抜き7号ジャンパーホック(7060)打ち具メタルプレート紙やすり(300番台)フチ捻
※トコノールのカラーは使用する革に合わせて自由に選択して下さい。
※フチ捻は無くても製作出来ます。

巻きかがりコインケースを作ろう!

材料と道具が揃ったら早速作っていきましょう♪

必要な技術一覧

今回の製作に必要な技術は下記の通りです。
やり方が曖昧な物は事前に確認しておきましょう♪

・革包丁で自在に革を切る方法と漉きのコツ
・ヘリ落しの使い方と選び方のコツ
・コバ磨き 美しい艶を出す手順とコツ
・巻きかがりの手順とコツを簡単解説
・レース針に牛革レースを取り付ける方法
・玉捻・フチ捻を使って綺麗に捻引きをするコツ
・G17ボンドの使い方

印刷した型紙を工作用紙に貼り付けてハサミでカットしよう

印刷したままだと紙が柔らかくて使いづらいので工作用紙に貼り付けてから切り出しましょう!

巻きかがりコインケースの製作手順

手順1. 革に型紙をあてて丸ギリでケガキましょう。
型紙の縁に丸ギリをあてて少し手前に倒して引くと綺麗にけがく事が出来ます。
※ジャンパーホックの取り付け位置に目打ちを行っておくと後々の手間が省けます。

手順2. 2つのパーツを革包丁で切り出します。

手順3. パーツ(A)のホック取り付け位置側の角に1円玉をあててけがきましょう。
けがいた線に沿って革包丁で切り出しを行います。
※少しずつカットして角を丸くしていくのがコツです。

手順4. パーツ(A)(B)のトコ面を処理しましょう。

手順5. パーツ(A)(B)のコバ処理をしましょう。
※写真の「青い線」の部分だけ処理するようにして下さい。



手順6. パーツ(B)のジャンパーホック取り付け位置側の縁にフチ捻で捻引きを行います。
※フチ捻が無い場合はこの項目は飛ばして下さい。

手順7. ホックの取り付け位置をハトメ抜き7号で穴空けして写真のようにジャンパーホックを取り付けて下さい。

手順8. パーツ(A)(B)を接着します。
(1)接着面を革包丁の裏で荒らしてあげます。

(2)G17ボンドを塗布して5分程度乾かします。

(3)指で強く押してパーツを圧着しましょう。

手順9. 接着してはみ出している部分を革包丁でカットしてあげましょう。

手順10. 本体下の角を1円玉でけがいて丸くカットします。

手順11. 接着したコバを処理してあげましょう。
紙やすりで整える→ヘリ落しで角を落す→トコフィニッシュで磨くの順番で作業を進めます。



手順12. 写真を参考にステッチンググルーバーでガイドを引いて下さい。

手順13. ガイドに沿って平目打ちで穴空けをします。
(1)本体下の両角に平目打ち(1本目)で写真のように穴空けをします。

(2)両角に空けた穴に合うように間隔調整をしながら穴空けを進めていきます。

手順14. 後は巻きかがりで縫い進めていきましょう。
やり方が分からない方は「巻きかがりの手順」を読んでみて下さい。
※レース針が穴を通らない場合はレースギリを使って穴を広げてあげましょう。

完成. 巻きかがりの可愛いコインケースが出来ました♪

カンナ
カンナ
巻きかがりはこの前教えてもらっていたから簡単に出来たわ!
JUN
JUN
カンナさんは巻きかがりを毎日練習していたからね♪
カンナ
カンナ
頭で考えなくても出来るようにするのが大切だって言っていたから頑張ったわ!
JUN
JUN
そう!体にしっかりと染み付く所までやり込むのが大事だよ♪