レザークラフト初心者の方に知って欲しい失敗しない革の選び方

2021年10月12日

「レザークラフトを始めたはいいけどどんな革を買っていいのか分からない・・」

この悩みは僕も過去に経験しましたし、多くの方が直面する事になると思います。

革と一口に言っても牛革、豚革、ワニやヘビなどの爬虫類革など、本当に沢山の種類があります。

そして、生皮からレザークラフトで使える革にする「なめし」の工程次第で全く質の異なる革になるんです。

まずは「革を買ったはいいけど思っていたような革ではなかった・・」

こういった大失敗を回避する為の知識をこの記事で身につけてしまいましょう!



レザークラフトに向いている革

結果からお伝えするとレザークラフトに最適な革は「牛革」です。

何故牛革がレザークラフトに向いているの?

この理由を知るにはレザークラフトの定義を知る必要があります。

僕の考えるレザークラフト作品の定義は「手縫いである事」「コバ磨きによって仕上げられている事」の二つです。

この二つの定義をクリアする為には「革に適度なハリとコシがある事」が絶対条件になります。

この適度なハリと硬さを持っているのが「牛革」というわけです!

カンナ
カンナ
分かったわ!それじゃ牛革を早速買ってくるわね!
JUN
JUN
ちょっとまってー!まだ話は全然終わってないよ!
牛革の中にもレザークラフトに向いている革、向いていない革があるんだ!

レザークラフトに向いている牛革の種類

牛革には「植物タンニン鞣し」「クロム鞣し」の二種類があります。

この二つは何が違うかと言うと動物の皮から革にする為の「鞣し(なめし)」の工程が違うんです。

「鞣し(なめし)」について詳しく説明すると話が脱線してしまうのでここでは割愛します。

要は大事なのは「どちらがレザークラフトに向いている革なのか」という事です。

その答えは「植物タンニン鞣し」です。

「植物タンニン鞣し」はハリとコシがありレザークラフトにうってつけの革です。

革を購入する際は必ず「植物タンニン鞣し」である事を確認しましょう!

植物タンニン鞣しの代表「栃木レザー」

レザークラフトに向いている「植物タンニン鞣し革」を体験するのに「栃木レザー」はうってつけです。

上のウォレットは僕がレザークラフトを始めた頃に栃木レザーで作った物です。

「栃木レザー」を半裁などの大きなサイズで買うと2万円を超えてしまうので、まずは安く購入出来る「ハギレパック」などで一度試してみて下さい♪

そして、革の「厚み」や「サイズ」も選びたいという場合は下記のような「カットレザー」を購入すると良いでしょう。

栃木レザー(2mm厚)

・栃木レザー(10x15cm)
・栃木レザー(15x30cm)
・栃木レザー(30x30cm)

栃木レザー(1.5mm厚)

・栃木レザー(10x15cm)
・栃木レザー(15x30cm)
・栃木レザー(30x30cm)

栃木レザー(1mm厚)

・栃木レザー(10x15cm)
・栃木レザー(15x30cm)
・栃木レザー(30x30cm)

カンナ
カンナ
カットレザーだと必要な厚みやサイズをピンポイントで揃えられて良いわね
JUN
JUN
半裁で買うのはハードルが高いからね・・カットレザーは気軽に買えるしオススメだよ♪