柔らかい革もOK!切れ味抜群で価格も手頃なヘリ落とし「マスターヘリ落とし」

2021年2月4日

柔らかい革だとヘリ落としを使っても切れません‥

しっかりと研いでも切れ味が復活しません‥

このようお悩みが頻繁に僕の元に届いています。

僕もレザークラフトを初めた頃に同じように悩んだことがあるのでその憤り、凄く分かります!

これに関しては解決法は、実はとっても簡単で中級クラスのヘリ落としを購入すればいいんです♪

このお悩みを送って下さった方は大抵1,000円以下のヘリ落としを使っていました。

安価なヘリ落としでも購入直後は良く切れますが切れ味はすぐに鈍っていきます。

そして、中級クラスとの大きな違いは研いでも段々と切れ味が戻らなくなっていきます。

この記事では価格、切れ味、耐久性の3拍子揃った中級クラスのヘリ落とし「マスターへり落とし」について解説をしていきます。

「特徴」から「どのようなサイズを買ったら良いのか」までお伝えしていきますね♪



マスターヘリ落としの特徴を解説

マスターへり落としは「協進エル」社が販売している最高グレードのヘリ落としです♪
このヘリ落としの優れている点をまとめましたので、みてみましょう!

(1)国産ではトップクラスの切れ味

鋼材は「ハイス鋼」という非常に硬い金属を使っている為「切れ味は抜群です」。
日本製のヘリ落としを色々使ってきましたが群を抜いていると思います。
銀面だけでなくトコ面の角も難なく落とせる切れ味です♪

(2)価格が安い

一本3,000円という手頃な価格設定になっています。
切れ味、耐久性を考えればこの価格は本当に安いです。

(3)使いやすい刃先の形状

マスターヘリ落としと並び僕が最高だと思っているのはクラフト社の「KSヘリおとし」です。
しかし、KSヘリ落としは刃先の形状が独特で使いこなすまでに少し時間が掛かります。
その点、マスターヘリ落としは刃先の形状がシンプルですぐに使いこなす事が出来ます♪

(4)「研ぎ」ですぐに切れ味が戻ってくれる

ハイス鋼という鋼材のおかげか軽く研いであげるだけでしっかり切れ味が戻ります。
使っていて切れ味が購入直後より落ちてきたなと思ったら研ぎを行ってあげましょう♪
こちらの記事で簡単に行える研ぎ方を解説していますので、やり方を覚えて下さいね。
付属の研ぎ棒はあまりサイズが合っていないので、使う事はありません。



ヘリ落としはどのサイズを買えばいいの?

ヘリ落としのサイズ選びは必ず低い番手から購入していきましょう!
マスターへり落としはNo.1~No.4まで4つのサイズがラインナップされています。
No.1が一番削れる幅が小さく、番手が大きくなっていく度に削れる幅が大きくなっていきます。
参考までに僕のサイズの使い分けを記載しておきますので参考にして下さいね。

No.1 1.2mm~2mm厚程度の単体パーツ
No.2 1.5mm~2mm厚程度の革を2枚重ねたパーツ
No.3 1.5mm~2mm厚程度の革を3枚以上重ねたパーツ
No.4 No.3よりも更に大きく削りたい場合

このように、予算があればNo.1~No.3までの3本を購入するのが理想です♪
予算があまり無い場合はNo.1~No.2の2本を購入するのが良いでしょう。

3枚以上重ねたパーツもNo.2で対応すれば問題ありません。
やっぱりパーツを重ねて厚くなった所はもっと削りたいなと思ったら、予算に都合がついた時にNo.3を買い足してあげる。このような感じがベストだと思います♪

カンナ
カンナ
凄い切味ね・・でも、もうちょっと安い物もあったりする?
JUN
JUN
であればやっぱりクラフト社のKSヘリ落としだね!
カンナ
カンナ
これも解説記事を書いてくれてるのね♪値段が1,000円位安いのね~・・長く使う道具だから悩むわ!
JUN
JUN
KSヘリ落としはコツを覚えるまで少し練習が必要だけど、慣れてしまえばマスターヘリ落としと比べても何の遜色も無いよ♪

マスターへり落とし (研磨棒・耐水ペーパー2000番付) (協進エル)