【レザークラフト】革包丁の研ぎ方を解説!コスパをなるべく抑えて切れる革包丁にしよう!

2020年11月2日

レザークラフトで革を裁つ為に使う「革包丁」。

購入したばかりの時はスパスパと革を裁つ事が出来て感動しますよね♪

しかし、日が経つごとに「あれ、あんまり切れないな・・」と異変に気付きます。

そうです!

革包丁は定期的に「研ぎ」をしてあげないと少しずつ切れ味が鈍っていくものなんです!

革包丁を研ぐ時には必ず「砥石」が必要になります。

しかし、砥石にも沢山の種類があって何を買っていいか分かりませんよね。。

僕も初めて砥石を買うときは本当に悩みました。

この記事ではコスパを抑えて尚且つ「漉き作業」が出来る切れ味にする手順を解説していきます♪

僕の研ぎはシンプルなので、きっとすぐに覚えられると思います。



革包丁を研ぐ為の砥石を購入しよう

まずは以下の2つの砥石を購入しましょう!

「ナニワ研磨工業」の「剛研」シリーズは価格がリーズナブルで品質も高くオススメです♪

剛研 800番

剛研 隼 4000番

砥石の番手について

革包丁を研ぎには基本3つの砥石を使う事が多いです。
3つの砥石は以下の役割を持っています♪

刃の欠けを直す為に使う「荒研石」200番~800番

切れ味が悪くなった時に使う「中砥石」1000番~3000番

更に切れ味を良くする為の「仕上げ砥石」4000番~

 
僕もこの3つを使っていましたが、最近はコスパと作業効率を上げる為に・・

荒砥石と中砥石の役割を「剛研 800番」、仕上げ砥石を「剛研 隼 4000番」。

この2つの組み合わせをオススメしています。

そして仕上げにピカールケアーを使った研ぎを行ってあげれば切味は抜群です♪

砥石を使う前は水に浸そう

今回オススメしている「剛研」シリーズは砥石の半分を水に2分程度浸す必要があります。

僕は写真のように洗面台に水を張って砥石を浸しています。



革包丁の研ぎ方の手順

解説写真で使っている仕上げ砥石はシャプトンの5000番です。
このシャプトン 5000番が消耗したら「剛研 隼 4000番」に買い換えます。

(1)革包丁の裏を研いで平面出しをしよう

革包丁は歪んで来る事があるので「平面出し」をして刃の平行を保つようにしましょう。

手順1. 革包丁の裏面を砥石(800番)の端に当てて、砥石に対して革包丁を平行にします。

手順2. 刃先の少し手前に指を置いて、刃先側に重さがのるようにして前後に擦りましょう。

(2)革包丁の表を荒・中砥石で研いであげよう!

手順1. 革包丁を表面にして刃先5mm程度を砥石(800番)にあてて前後に擦ります。
※砥石と革包丁の角度が変わらないように意識しながら研ぎましょう。

ポイント(1) 砥石と革包丁の角度は以下の写真を参考にしてみて下さい。

ポイント(2) 写真のような軌道で研ぐと砥石の一部分が極端に減ってしまう事が少なくなります。

(3)革包丁の表を仕上げ砥石で研いであげよう!

手順1. 荒・中砥石の時と同じように革包丁の表面、刃先5mm程度を研いであげましょう。

(4)革包丁の裏を仕上げ砥石で研いでバリをとってあげよう!

手順1. 手順は(1)の「革包丁の裏を研いで平面出しをしよう」と一緒です。
※やり方は一緒ですが、革包丁のバリを取る目的で作業を行います。

この作業で革包丁の研ぎ工程は全て完了です!

刃先が光輝いていて良く切れそうです♪

砥石の面直しをして平行を保つようにしましょう

研ぎ作業をすると砥石の平行が歪んでいくので必ず「面直し」をするようにしましょう。

面直しは「面直し砥石」という砥石を研ぐ為の砥石を使います。

僕のオススメは「エビ印の面直し砥石ミニ極細目」です。

サイズが小さいので手にフィットしやすく扱いやすいです♪

使い方は簡単で「面直し砥石」で砥石の表面をまんべんなく回転させながら擦りましょう。

これだけで砥石を常に平行な状態に保つ事が出来ます。

カンナ
カンナ
まだ少しぎこちないけど何回かやればマスター出来そうね。
JUN
JUN
定期的に研ぐ事になるからね!いつの間にか出来るようになってるよ♪
カンナ
カンナ
そうね、気持ち良く裁ち作業をしたいから、ちゃんとやり方を覚えておくわ♪