ディバイダーがステッチンググルーバーより優れている点を解説します【レザークラフト】
皆さんは菱目打ちの穴空けガイドを引くのに何を使っていますか?
恐らく多くの方がステッチンググルーバーを使っていると思います♪
しかし、教則本を見ると「ディバイダー」を使ってガイドを引くシーンが多く掲載されています。
歴の長いクラフターさん程「ディバイダー」を使う傾向が強い印象がありますね。
「それは、何故なのか?」
この記事ではディバイダーの使い方から優れている点を解説しています。
最後まで読んで頂ければきっとディバイダーが欲しくなると思います♪
ディバイダーに関する基礎知識
まずは、ディバイダーがどういった道具なのかみていきましょう!
写真をみて分かるように形はコンパス型で構造はとてもシンプルです。
ディバイダーの基本的な使い方
ディバイダーのセッティングで出来る事はダイヤルを回す事だけです。
先端の幅を好みのガイド幅に調節してあげましょう♪
ガイドの幅を決める
ダイヤルを右回り(時計回り)に回転させると先端の幅が狭まります。
ダイヤルを左回りに回転させると先端の幅が広がります。
ガイドの引き方
片方の先端を革の側面に引っ掛けて手前に引く。
これだけで縫い線(ガイド)を引く事が出来ます。
ディバイダーを使うメリット
ディバイダーはステッチンググルーバーより優れている点が3つあります。
メリット(1)どんな箇所でもガイドを引く事が出来る
ステッチンググルーバー最大の弱点は下の写真にある突起したパーツです。
例えば、左側が盛り上がっているパーツにガイドを引こうした場合、突起したパーツが邪魔をしてガイドを引く事が出来ません。
しかし、ディバイダーは突起が無いのでガイドを引く時に邪魔をするパーツは一切ありません♪
どんな所でもスイスイガイドを引く事が出来るんです。
メリット(2)薄い革でもガイドが引ける
ステッチンググルーバーは厚み1mm以下ですとガイドが引きにくい、または引けません。
ですが、ディバイダーは薄い革でも全く問題無くガイドを引くことが出来ます♪
メリット(3)幅の調節が簡単
ダイヤルを回すだけで先端の幅を広くしたり狭くしたり出来ます。
ステッチンググルーバーより微調整が圧倒的に簡単で楽です♪
ディバイダーのデメリット
勿論、ディバイダーは良い所だけではありません!
デメリットを知った上でディバイダーを導入するか決めるのが良いでしょう。
デメリット(1)溝を掘ることは出来ない
ステッチンググルーバーは溝を掘りながらガイドを引く事ができますよね。
しかし、ディバイダーは刃が付いていないので「けがき線」を引くだけです。
デメリット(2)ガイドを引くのに慣れが必要
ディバイダーで均等な幅のガイドを引くには少し練習が必要です。
ですが、1~2週間も使っていればコツをつかめると思います♪



