【レザークラフト】床面(トコメン)の磨きにオススメの床処理剤と道具

レザークラフトでは革の裏側を「床面(トコメン)」という呼び方をします。

この床面はそのままだと毛羽立っているので処理をしてあげるのが一般的です。

処理をした床面は革の表側のようにツルツルとした質感に変化してくれるんですよ♪

この記事では床面の磨き方から処理剤の特徴まで分かり易く解説していきます。

作品を作る時は必ず行う作業になるのでチャッと覚えてしまいましょう♪



床面磨きのバリエーション

床面の処理手順はとても簡単で床面に処理剤を万遍無く塗って擦るだけです。
しかし、擦る道具によって仕上がりが変わってくるので複数のパターンをご紹介します。

パターン(1) ガラス板で磨く

教則本等で頻繁に紹介されているポピュラーな磨き方です。
仕上がりは毛羽立ちを完全に押さえ銀面のような艶が出るのが特徴。
しかし、ガラスなので落せば割れてしまうので取り扱いは注意が必要です。
ガラス板は少々割高ですが斜め漉きなどの他の作業でも活用する事が出来ます。

床面磨きのポイント

ガラス板は一定方向に擦って磨きます。

パターン(2) ウッドスリッカーで磨く

ウッドスリッカーは写真のように底が平面になっている物があります。
ガラス板よりは若干落ちますが床面に綺麗な艶が出て滑らかにする事が出来ます。
ガラス板と違って落としても割れる事が無いので個人的には一番オススメしています。

床面磨きのポイント

ウッドスリッカーは一定方向に擦って磨きます。

パターン(3) 布で磨く

Tシャツの切れ端等を使って全くお金を掛けずに磨く方法です。
ツヤツヤのツルツルにはなりませんが毛羽立ちは押さえる事が出来ます。
艶のある床面が嫌な方はこちらの方法をオススメします。

床面磨きのポイント

布は上下に擦って磨きます。



床面処理剤の特徴を覚えよう

床面の処理に使える処理剤は主に下記の4つです。
どの処理剤を使っても結果は目に見えて分かるような違いはありません。
しかし、処理作業のしやすさは若干異なるのでオススメ順に特徴を紹介していきます♪

オススメ(1) トコフィニッシュ

床面の処理で一番オススメ出来るのがトコフィニッシュです。
この処理剤は水気が多く伸びが良いので床面の処理にうってつけです。
広範囲の床面処理では特に活躍してくれます♪

オススメ(2) CMC

CMCはトコフィニッシュとほぼ同じ感覚で使える処理剤です。
商品自体は粉末で水と混ぜる事で処理剤に変化してくれます。
調合が難しい事からこの処理剤が苦手だというクラフターさんも多いです。
しかし、数百円の粉末から大量の処理剤を作れるので非常にオススメしています。
失敗しないCMC処理剤の作り方を記事にしていますので、コチラをみれば簡単に作れるはずです♪

オススメ(3)) トコノール&トコプロ

トコノールトコプロは床面処理よりもコバ処理との相性が良いです。
オススメ(1)(2)と比べると伸びがあまり良く無いのが理由です。

カンナ
カンナ
床面の処理は道具によって仕上がりが変わるのね。
JUN
JUN
そうだね!処理剤自体はどれを使っても違いはほとんど分からないかな。
カンナ
カンナ
でも伸びが良いのがオススメなんでしょ♪
オススメ(1)のトコフィニッシュにしようかな。
JUN
JUN
実は個人的ナンバー1はCMCなんだけど作るのにちょっと知識が必要だからね。
カンナ
カンナ
私はすぐに使えるのが良いからやっぱりトコフィニッシュにするわ♪